今日はワタリさんが居ないので僕が風呂を沸かしました。

「竜崎、お風呂沸いたんで先にどうぞ」

「松田さん有難うございます」

「いえいえ」

「私入浴してきます。あとは宜しくお願いします」

「はい」


―――7分後―――


ガチャ!バタバタバタ

「竜崎!?」

ガタガタ。ピ。ブオオオオ―――

「!!!!????」

びっくりした。

「竜崎?どうしたんですか?」

「……」

「わわわびしょ濡れじゃないですか!床も!ああ竜崎頭シャンプーついてますよ!?」

僕は慌ててバスタオルを持って駆け寄った。

「こんなに…どうしたんですか?」

「お湯…」

竜崎が聞き取りにくい小さい声で言った。

「お湯?」

「竜崎は熱い湯船には入れないんですよ。」

「あ、ワタリさん」

いつの間にかワタリさんが帰ってきていた。

「ほんとにぬるいお湯にしなければなりません。」

「…のぼせたんですか?」

「……」

竜崎は黙ったまま。代わりにワタリさんが答えた。

「そうです。」

「こんなびしょ濡れで…」

「我慢してたんでしょうがとうとう耐えられなかったのでしょうね。」

でも濡れているのはいつものことですよ、と付け加えた。

「でもエアコンがあるのになんで扇風機なんですか?」

「扇風機のほうがいいんですよ、こういう時は」

今度は竜崎が答えた。

「でもそれなら無理に入らなくても良かったのに…」

「あなたが入れてくれたから…」

竜崎はさっきよりも聞き取りにくい小さい声で呟いた。

「え?」

「いえ」

「さあ竜崎、体をお拭きなさい。入れなおしますから。」

ワタリさんは僕からバスタオルを受け取ると竜崎の体を拭いた。

「…すいません」

僕はなんだか悪いことをした気分になった。

竜崎はこっちを向いて真っ直ぐ僕を見た。

「あなたの謝ることじゃありません」

「でも」

「そんなに気落ちしたなら私のチョコでも食べてください」

「え?」

僕はちょっと戸惑った。

するとワタリさんが僕に微笑んで耳打ちした。

「竜崎の気持ちですから、どうぞお受け取りください。」

僕は思わずドキっとしてしまった。




























あのLが自分のチョコをあげるなんてという戸惑いです。
Lは松田に気を使ってパンツ履いたんです。そのぐらいの気は使いました。頭ぐらぐらの最中でも。
健気ですね。自分の家では風呂上りはいつもマッパ(ワタリが拭いてくれるまで)
松←Lになりました。












































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